日本の小さな製造所で商品を作っている3ブランドの合同展示会を開催いたします。
TOKYO POUCH (HAKAMA Pants)
x SHAMS (England classic style T-shirt)
x The farm 12 (Bamboo charcoal)
日本の伝統生地を現代のライフスタイルに落とし込んだハカマパンツ、生地とパターンにこだわり抜いたイングランドクラシックTシャツ、そして里山再生から生まれた竹炭アイテムをご紹介します。各ブランドがこだわる素材と知識、そしてモノ作りへの思いを感じていただける機会となります。
大量生産、海外生産が進み日本国内での生産が厳しくなっていく中、たくさんの技術や知識が消えてしまいそうになっています。それは時代の移り変わりとともに淘汰されていくものかもしれません。それでも抗って残していこうとする彼らがいます。現代のライフスタイルに溶け込んで気持ちよく暮らしていけるように、日本の小さな製造所で作られている特別な想いの詰まったアイテムです。ぜひお手にとってご覧ください。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
会 期: 2025年 8月 16日 (土) ~ 8月 26日 (火)
定休日: 20(水)、21(木)
時 間: 12:00 ~ 22:00 日曜 19:00 close
会 場: THE GARAGE & Little TAO
住 所: 目黒区中目黒3-1-4 #102
伝統生地を使ったハカマパンツ | TOKYO POUCH
TOKYO POUCHが手がけるアジアのスタイルを取り入れた「ミャンマーパンツ」をベースに日本の伝統織物で作ったライン「HAKAMA PANTS」の第四段2025年は遠州織物の「遠州刺し子」(Makuakeで生産工程など詳しい解説をご覧いただけます。)ユニセックスで制作しています。
刺し子は日本の伝統的な手芸で、布を重ねて刺し縫いする技法です。元々は衣服の補強や保温を目的に始まり、豊作や魔除け、商売繁盛の願いを込めた装飾として発展しました。江戸時代には消防服として耐久性が評価され、現代でも柔道着や剣道着など武道の道具に使用されています。刺し子は手作業で行われますが、刺し子織りは織機を使い、タテ糸とヨコ糸を浮かせて模様を織り出す技法です。
遠州織物は第二次世界大戦後、朝鮮戦争の特需で好景気となりますが、1980年代以降はアジアからの安価な製品が増えたことで国内の繊維産業は打撃を受けました。 しかし産地の規模が縮小していく中、遠州では大量生産ではなく高付加価値の素材開発に注力し、現在も熟練の職人の手によって昔ながらの織機を使い卓越した技術を駆使して、分業化された生産工程で作られたその質感と風合いは他にはない独特のものとなっています。
生地は遠州織物の榛地(しんち)織物工場のものを使用しています。あらかじめ糸を染めてから織る「先染織物」を製造しており、色持ちの良さと深みのある色合いが特徴です。縫製はアウトドアウェアや国内ハイブランドの服も手掛けるハイテックというファクトリーで高い技術力を持つ縫製工場です。CADでパターンを作成し、生地を裁断してアイロンをかけ、丁寧に縫製しています。
使い込むほどに味わい深く、デニムのようにエイジングが楽しめる「HAKAMA PANTS」です。





イングランドクラシックスタイル Tシャツ | SHAMS
媚びないシャツを作り続けているSHAMS が作る細部にまでこだわり抜かれた、England classic style T-shirt。SHAMS笹岡氏が愛してやまないイギリスの40年代製のTシャツを日本の縫製工場で復刻した、初のオリジナルTシャツです。こちらもユニセックスでご紹介しております。
まずは、Tシャツとアンダーウェアも兼ねたモノを目指すための生地選びから大変に難航したそうです。限りなく40sモノに近い色目・生地感・厚み=透け感を見つけるべく、当初はヘヴィウェイトやリブ編みも視野に入れましたが、しかしそれは違うと気づき、選び直し、厳選に厳選を重ね、生地スワッチとヴィンテージTシャツを見比べ、触り比べる事に数ヶ月を費やし決めた生地は厚すぎず、薄すぎず、ザラっとした触感で少しのネップが感じられるモノにきまりました。
パターンは丸胴ではなく脇に接ぎ目が入る前身頃と後ろ身頃を縫い合わせた、正に和製英語のカットソー(cut&sew)スタイルです。ヴィンテージの脱構築を追求し、試作を経てたどり着いた、袖口と首周りのパイピング細幅2本ステッチはぜひ注目してもらいたいこだわりのポイントです。
縫製は東京ピオの青森ファクトリーで、ネームタグには-MADE IN AOMORI-が刻まれています。カット&ソーアイテムのメーカーとして50年以上やってきた、メイドインジャパンの確かな技術とプライドを持ち丁寧に洋服を作っているメーカーです。青森ファクトリーの熟練職人さん達のお陰で40sのモノより雰囲気よく仕上がりヴィンテージを脱構築したTシャツが完成となりました。
SHAMS 念願の England classic style T-shirt はチョイスした生地の性質も実にクラシックだそうで、洗うと縮みます!育てがいがありそうですね。縮んだ状態のサンプルもご用意してお待ちしております。





竹炭 | The farm 12
The farm 12 のはじまりは里山の再生です。現在、農業従事者の高齢化と竹の利用機会の減少が原因で、多くの里山の竹林が整備されず放置されたままの状態になっています。 2022年、その荒れた放置竹林を整備し里山の再生に取り組みたいという思いから、二本松市で竹炭づくりをスタートします。
竹は成長が早くしなやかで、生活道具として日本の暮らしの中にありました。そして竹を焼くと竹炭や竹酢液をつくることができ、土壌改良、浄化、消臭など様々な使い道があります。
竹炭とは、竹を高温で焼いて炭化させた天然素材です。The farm 12のファクトリーでは、炭化装置(自燃式)を使い一度の釜焼き竹400キロから竹炭100kg、竹酢液約60Lができます。一切の燃料はいらず種火を入れてから約17時間で竹炭が完成するという自燃式で特許を取得しています。
竹炭は、湿気取り 調湿効果があり、押入れやクローゼットに入れるとカビの抑制にもなり衣類をまもってくれます。また靴の中にいれて収納したり、冷蔵庫、トイレ、ペットのトイレにも臭いの軽減になります。水の浄化、炊飯、鉢植えや家庭菜園の土に混ぜると通気性や保水性を向上させ肥料持ちがよくなるなど効能はたくさんあります。竹酢も消臭、除菌、掃除、入浴、防虫、害虫忌避、土壌改良、ペット周りの清掃、虫除け、虫刺され、土壌改良・観葉植物の病気予防、家庭菜園とよいことだらけです。
だまされたと思ってぜひお試しください!





From Small Japanese Factory
会 期: 2025年 8月 16日 (土) ~ 8月 26日 (火)
定休日: 20(水)、21(木)
時 間: 12:00 ~ 22:00 日曜 19:00 close
会 場: THE GARAGE & Little TAO
住 所: 目黒区中目黒3-1-4 #102


1 thought on “From Small Japanese Factory”
Comments are closed.