2021年、出張満月ワインバー以来2度目のVin de MICHINOKU
前回はbinotアベさんが持ってきてくれて開栓しました。
今回は自分たちの手でこのワインを皆さんにお届けできることを嬉しく思います。
14年という歳月。あのときは想像すらしていなかった未来の現在。励まし続けるということで励まされる事もあると思います。東北6県のみの葡萄で作られたワイン。
3月11日19時、開栓いたします。
ご一緒できましたら幸いです。
「Vin de MICHINOKU 」とは
始まりは「キュヴェ東北」というワインでした。
フランス ロワール地方のティエリー ピュズラとオリヴィエ ボノームが大震災後の東北に何かの役に立てるのならと提供してくれたワインです。
2013年 大阪の藤丸醸造所藤丸さんから連絡があり、神戸を経験している藤丸さん達は事が風化していってしまう事の辛さを語ってくれました。3月11日という日に”何か”をする事。”何か”があることが重要だ。と。
その日に「キュヴェ東北」を全国の皆で共有して一つに繋がること。
2014年3月11日「キュヴェ東北」というワインは北は北海道、南は長崎の仲間達で抜栓されました。そして、奇しくもその「キュヴェ東北」は2011年のヴィンテージでした。
もちろん2014年だけではなく、これから毎年3月11日に「キュヴェ東北」を開けようと話しをしていたのですが、今年2015年に送られてくるはずの「キュヴェ東北 2012」は天候に恵まれず醸造するに足る収穫ができずにリリースされる事がなくなりました。
昨年仙台で開催された日本ワイン『コップの会』終了時の食事会。
日本のワイナリーの方々と「キュヴェ東北」の話をしていた時に 不意に出た会話「東北6県の葡萄を混ぜて造ったらいいのでは?」
その一言から一年。
東北6県から集めた葡萄のみを原料に、山形タケダワイナリー岸平さんの手により造られたVin de MICHINOKUが、誕生しました。
毎年、3月11日19:00を解禁時間としたワイン。
昨年のリリースより、「Vin de MICHINOKU」を能登半島地震のチャリティーにしました。
1本につき¥100を「セーヴザチルドレン」に寄付いたします。
(昨年はキュヴェ東北と合わせて¥189,900を寄付いたしました。)
今年も3月11日19:00日本が1つのワインでつながることを祈って。